今回は「予算20万円縛り」でどこまでいけるか検証します
こんにちは、筆者です。新年度・新生活シーズンということで、「ゲーミングPCを組みたいけど、予算は20万円くらいが限界…」という相談がSNSのDMでもめちゃくちゃ増えています。そこで今回は、2026年3月時点の実売価格をもとに、税込20万円以内でどこまで戦えるゲーミングPCが組めるのか、筆者が本気で構成を考えてみました。パーツごとに「なぜこれを選んだか」を丁寧にお話ししていきますので、初心者の方もぜひ最後までお付き合いください。
予算20万円 ゲーミングPC ─ 筆者が選んだ構成はこれだ
| パーツ | 製品名 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| GPU | RX 7800 XT(VRAM 16GB) | 79,990円 |
| CPU | AMD Ryzen 5 5600XT BOX(6コア) | 27,300円 |
| メモリ | DDR4 SDRAM 32GB(2×16GB) | 18,000円 |
| マザーボード | B550チップセット(AM4) | 12,000円 |
| 電源ユニット | 650W 80PLUS Bronze認証 | 9,000円 |
| PCケース | ミドルタワー(エアフロー重視) | 7,000円 |
| CPUクーラー | サイドフロー型 空冷 | 3,500円 |
| ストレージ | NVMe SSD 1TB | 10,000円 |
| 合計 | 166,790円 |
※GPU・CPU・メモリの価格はすべて価格.com調べ(2026年3月8日時点)です。マザーボード以下は価格.comの最安帯〜中央値を参考に、現実的なコスパモデルを想定しています。合計166,790円なので、約33,000円の余裕があります。この余裕分でモニターの資金に回すもよし、SSDを2TBに増量するもよし、好きなように使ってください。
なぜこのパーツを選んだのか ─ 1つずつ解説します
GPU:RX 7800 XT(79,990円・価格.com調べ)── ここが最優先
結論から言います。ゲーミングPCで一番お金をかけるべきはGPUです。ここをケチるとゲーム体験が台無しになります。筆者も自作を始めた頃、GPUをワンランク下げてCPUに予算を回すという謎の判断をして、フルHDですらカクつくという悲惨な体験をしました。あの失敗は二度としたくありません。
今回の予算帯で選べるGPUを見ると、RTX 4060(75,552円)とRX 7800 XT(79,990円)が候補に挙がります。価格差はわずか約4,400円ですが、VRAM容量が8GB対16GBと倍も違います。2026年の新作タイトルはVRAM 12GB以上を推奨するものが増えてきており、GDCで発表された注目作もその傾向が顕著です。たった4,400円の差で将来の安心感が段違いなので、ここはRX 7800 XTを選びます。WQHD解像度でも快適に遊べる性能がありますので、モニターをアップグレードしたときにも腐りません。
CPU:AMD Ryzen 5 5600XT(27,300円・価格.com調べ)── 必要十分が正解
CPUは「ゲーム用途なら6コアあれば十分」が2026年の現時点でもまだ通用する考え方です。候補にはCore i5 14400(28,980円・10コア)やCore Ultra 5 225(27,000円)もありましたが、Ryzen 5 5600XTを選んだ理由はプラットフォームコストの安さです。AM4マザーボードは長年の市場流通で価格がこなれており、B550チップセットなら1万円台前半で信頼性の高い製品が手に入ります。Intel 14世代やCore Ultraを選ぶと、対応マザーボードが割高になりがちで、トータルコストで逆転してしまうんです。
メモリ:DDR4 32GB(18,000円・価格.com調べ)── 16GBではもう足りない
「ゲームだけなら16GBで足りるのでは?」という意見もあります。でも筆者の環境では、ブラウザでDiscordと攻略サイトを開きながらゲームをするだけで、メモリ使用量が18〜20GBに達することが日常的にあります。DDR4の32GBが18,000円で買える今、ケチる理由がありません。DDR5の32GBは52,970円〜(価格.com調べ)と約3倍の価格なので、コスパ重視なら迷わずDDR4です。
電源ユニット:650W 80PLUS Bronze ── ここは絶対にケチらないで
筆者が過去にやらかした最大の失敗が電源です。予算を抑えようとして無名ブランドの安い電源を買った結果、高負荷時に電源が落ちるという不安定な挙動に半年間悩まされました。電源はPCの心臓部です。最安2,009円のものもありますが(価格.com調べ)、最低でも7,000〜10,000円クラスの80PLUS Bronze以上の認証品を選んでください。RX 7800 XTの推奨電源が700Wなので650Wだとギリギリですが、実際の消費電力を考えると問題なく動作します。心配な方は余裕の750Wを選ぶのもアリです。
ストレージ・ケース・クーラー ── 堅実に選ぶゾーン
ストレージはNVMe SSD 1TBで約10,000円。ゲームのロード時間に直結するのでHDDという選択肢はもうないです。ケースはエアフロー重視のミドルタワーを7,000円前後で。CPUクーラーはRyzen 5 5600XT付属のリテールクーラーでも動きますが、静音性を考えて3,500円程度のサイドフロー空冷を追加しています。
この構成でどのくらい遊べる?
- フルHD(1080p):最新AAAタイトルでも最高設定で60fps以上、軽量タイトルなら144fps以上が狙えます
- WQHD(1440p):高設定で60fps前後。RX 7800 XTの本領が発揮される解像度です
- 4K:設定を落とせば遊べますが、快適とは言い難い場面もあります
筆者も同等クラスの構成で『サイバーパンク2077』をWQHDで遊んでいますが、レイトレーシングをオフにすれば十分快適に動いています。VRAM 16GBの余裕は、高解像度テクスチャを使いたいときに本当にありがたいです。
「自作はちょっと不安…」という方へ ── BTOも全然アリです
ここまで読んで「パーツ選びも組み立ても自分にはハードルが高い」と感じた方、安心してください。BTOショップという強い味方があります。マウスコンピューター(G-Tune)、ドスパラ(GALLERIA)、パソコン工房(LEVEL∞)といった大手BTOショップなら、20万円前後で今回紹介した構成と同等かそれ以上のスペックのゲーミングPCが完成品として購入できます。
- メリット:組み立て不要・初期不良対応・保証付き・サポート窓口あり
- デメリット:自作より1〜2万円ほど割高になる傾向・パーツの細かい銘柄は選べないことが多い
新生活で時間がない方や、初めてのゲーミングPCという方には、むしろBTOの方がおすすめです。浮いた時間でゲームを楽しんだほうが幸せですから。
まとめ:20万円あれば「しっかり戦える」PCが組める
2026年3月時点の実売価格で検証した結果、予算20万円のゲーミングPCは「WQHD高設定で快適に遊べる」レベルに到達できることがわかりました。ポイントをおさらいします。
- GPUに最も予算を割く(全体の40〜50%が目安)
- CPUは必要十分な6コアで、プラットフォームコストも含めて判断する
- メモリは32GBが新スタンダード。DDR4ならまだまだ安い
- 電源だけは絶対にケチらない(筆者の屍を超えていってください)
新年度の新しいスタートに、自分だけの1台を組んでみてはいかがでしょうか。当サイトでは14,000件以上のパーツ価格データベースと415タイトル分のゲーム別推奨スペックページを公開していますので、さらに細かく比較したい方はぜひそちらも活用してみてください。それでは、良い自作ライフを!
※ 価格データ:価格.com調べ(2026年03月08日時点)。ゲーム動作環境:各ゲーム公式/Steam掲載情報。
※ 本記事のFPS値・性能値は一般的な目安です。実際の動作はPC環境・ゲーム設定により異なります。